サックスは何歳から始めた方が良い?40代・50代・60代の年代別スタートガイド

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サックスは何歳から始めた方が良い?40代・50代・60代の年代別スタートガイド

「サックスを吹いてみたい。でも、もうこの歳だし…」

そんなふうに、年齢を理由にあきらめかけていませんか?

結論からお伝えすると、サックスは何歳からでも始められます。40代でも、50代でも、60代でも、70代でもです。

「何歳でもOK」と言われても、正直ピンとこないですよね。

そこでこの記事では、年代ごとに「その年齢ならではの強み」「よくある不安」「おすすめの始め方」を具体的にまとめました。

あなたの年齢に合ったパートを読めば、「自分でもできそうだ」と感じていただけるはずです。

この記事でわかること
  • サックスに年齢制限がない理由(プロを目指すわけじゃないから)
  • 40代・50代・60代、それぞれの「強み」と「不安の解消法」
  • 年代に関係なく共通する「失敗しない始め方」の3ステップ
  • 80代で始めた方の実例
目次

サックスは何歳から?「年齢制限」について解説

最初にハッキリお伝えしておきます。サックスに年齢制限はありません。

ただし、これには少し補足があります。

プロを目指すなら早いほうがいい。でも「趣味」なら話は別

「楽器は子どものうちに始めないとダメ」という話を聞いたことがあるかもしれません。

たしかに、プロの演奏家を目指すなら、できるだけ早く始めたほうが有利です。

音楽大学に進むなら10代から、コンクールで結果を出すにはさらに早い段階からのトレーニングが必要でしょう。

でも、あなたがサックスを始めたい理由は何ですか?

おそらく「好きな曲を自分で吹けるようになりたい」「趣味として楽しみたい」ではないでしょうか。

趣味として楽しむなら、始める年齢にまったく制限はありません。

実際に、ある音楽教室の講師は84歳の生徒にサックスを教えていたそうです。

また、人気のDVD教材では受講者の中心が60〜80代で、83歳から始めた方もいらっしゃいます。

サックスが「大人に向いている」3つの理由

サックスが「大人に向いている」3つの理由

数ある楽器のなかでも、サックスは特に大人が始めやすい楽器です。その理由は3つあります。

理由① 音が出しやすい

バイオリンは弓の角度がほんの少しズレただけで不快な音になります。

トランペットは唇の振動で音を出すため、最初の一音が出るまでに何日もかかることがあります。

一方、サックスはマウスピースに息を吹き込めば、初日でも音が出ます。

「音が出た!」という成功体験が早いので、挫折しにくいのです。

理由② 指使いがシンプル

指使いがシンプル

サックスの運指は、小学校で習ったリコーダーと基本的な仕組みが似ています。

上から順に指を開けたり閉じたりして音を変える感覚が体に残っていれば、スムーズに馴染めます。

ピアノのように両手で別々の動きをする必要がなく、ギターのように弦を押さえる握力も必要ありません。

理由③ 肺活量は思ったほど必要ない

肺活量は思ったほど必要ない

「サックスは肺活量がないと無理でしょ?」と心配される方が多いのですが、これは誤解です。

サックスは息の「量」より「コントロール」が大事な楽器です。

力いっぱい吹くのではなく、リラックスして安定した息を送り込むのがコツ。

中学生の吹奏楽部でもサックスは人気パートですし、小柄な女性奏者もたくさんいます。

関連記事:60歳からサックスを始めるのは遅い?今がベストな5つの理由を解説

【40代】サックスは仕事をしながらでも始められる

【40代】サックスは仕事をしながらでも始められる

40代でサックスを始めたいと思った方、その直感は正しいです。

強みは「学ぶ力や体力がある」

「学ぶ力」がまだまだ高い。 40代は仕事で培った集中力や、物事を体系的に理解する力がピークに近い年齢です。

楽譜の読み方やリズムの取り方も、理屈で理解してから体に落とし込むことができます。

また、体力的にも余裕があります。

サックスのアルトモデルは約2.3kgほど。座って演奏すれば身体への負担はほとんどありません。

40代なら立って演奏しても問題ないでしょう。

よくある不安は「忙しい」

「仕事が忙しくて練習時間が取れない」

これは40代の方がいちばん心配されるポイントです。

でも、サックスの練習は1日15〜30分でも十分に効果があります。

通勤前の朝、寝る前のひととき、休日の午前中――短い時間でも「毎日少しずつ」が上達のコツです。

音を出せない環境なら、指だけ動かす「エア練習」もあります。テレビを見ながら運指を確認するだけでも、指が楽器に慣れていきます。

「周りにどう思われるか気になる」

40代で新しい楽器を始めることを「今さら?」と思う人は、実はほとんどいません。

むしろ「楽器を弾けるってかっこいい」と思われることのほうが多いです。

会社の同僚や家族に「サックスを始めたんだ」と言えば、たいてい「すごいね!」と興味を持たれますよ。

おすすめの始め方

仕事との両立を考えると、自宅で自分のペースで進められるDVD教材が最も相性が良いです。

教室に通うと「毎週○曜日の○時」と固定されるため、急な仕事や出張でスケジュールが崩れやすくなります。

DVD教材なら好きな時間に好きなだけ進められるので、忙しい40代でも無理なく続けられますよ。

関連記事:教室vs独学(第3の選択肢)の記事を見てみる>>

【50代】サックスを定年前に始めるのは「先行投資」につながる

50代は、サックスを始めるのに実はとても良いタイミングです。

強みは「定年後に見据えた準備がしやすい」

定年後の準備として始められる。

65歳で定年を迎えたとき、趣味が何もないまま大量の時間を持て余す――これは多くの方が抱える不安です。

50代のうちにサックスを始めておけば、定年までの10〜15年でかなりの腕前になれます。

定年後は「上手なサックス奏者」として、仲間とセッションしたり、地域のイベントで演奏したりと、第二の人生がぐっと豊かになりますよ。

人生経験が音に深みを出す

サックスは「人の声に最も近い楽器」と言われます。

喜びも悲しみも経験してきた50代だからこそ、心に響く音を出せるのです。

テクニックだけでは出せない「味のある音」は、人生経験そのものです。

よくある不安

体力が落ちてきた。サックスを支えられるか?

アルトサックスの重さは約2.3kg。2リットルのペットボトルとほぼ同じです。

しかも、ストラップ(首掛けベルト)で楽器を吊るして吹くので、腕で支え続ける必要はありません。

座って演奏すれば、さらに負担は軽くなります。

椅子に座って30分吹く程度なら、まったく問題ありませんね。

老眼が進んで楽譜が見えにくい

DVD教材なら、テレビやパソコンの大画面で映像を見ながら練習できます。

楽譜もA4サイズ以上の大きさなので、小さな文字を読むよりずっとラクです。

それでも心配なら、楽譜スタンドにLEDライトをつけると格段に見やすくなりますよ。

100均でも手に入ります。

おすすめの始め方

50代は時間とお金のバランスを取りやすい年代です。

まずはDVD教材で基礎を身につけ、余裕が出てきたら月1〜2回の単発レッスンを受けてみるのも良い方法です。

「基本は自宅、たまにプロにチェックしてもらう」というスタイルなら、コストを抑えながら効率よく上達できます。

【60代】サックスは実は「今がベスト」な世代

60代からサックスを始める方は、実はとても多いです。

人気のDVD教材では、受講者の中心層が60〜80代。あなたと同じ世代の仲間がたくさんいます。

強みは「時間と経済力」

「時間」と「経済力」が揃っている。

10代は時間はあってもお金がなかった。30〜50代は仕事と家庭に追われて時間がなかった。

でも、60代は、時間の自由とある程度の経済的な余裕が両方ある、実はとても恵まれた世代です。

朝のコーヒーのあとに30分、夕方の散歩の代わりに30分。生活のなかにサックスの時間を自然に組み込めるのは、60代ならではの特権です。

「脳の活性化」になる。

サックスを吹くとき、脳は同時にたくさんのことを処理しています。

楽譜を読む、指を動かす、息をコントロールする、音を聴く、リズムを取る――これらを同時に行うことで、脳のさまざまな領域が刺激されます。

楽器演奏が認知機能の維持に良い影響を与えるという研究データもあります。

趣味を楽しみながら健康面でもプラスになる、まさに一石二鳥です。

関連記事:サックスはボケ防止になる?>>

よくある不安について

「楽譜がまったく読めない」

60代で初めて楽器をさわる方のほとんどが、楽譜を読めない状態からスタートしています。

最近のサックス教材は、楽譜にドレミのカタカナが振ってあったり、どのキーを押さえるか図で示されていたりと、楽譜が読めなくても「見たまま吹ける」工夫がされています。

練習を続けているうちに、気づけば楽譜が自然と読めるようになっていた、という方も少なくありません。

「自宅で吹いたら近所迷惑になるのでは?」

サックスの音量は確かに大きいです。これは正直にお伝えしなければなりません。

ですが、対策はいくつもあります。たとえば、楽器に被せるだけで音量を大幅に下げられる「ミュートバッグ」という防音グッズがあります。

また、カラオケボックスや公共の音楽スタジオを練習場所にする方法も人気です。

よくある不安の解決法のスライド

具体的な対策は下記の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にして見て下さい。

おすすめの始め方

教室に毎週通うのは、天候や体調によってハードルが高い日もあります。

自宅でDVD教材を使って自分のペースで進める方法が、60代の方にはいちばん合っています。

わからないところは何度でも巻き戻して見られますし、体調が悪い日は休んでもレッスン代は無駄になりません。

実際に、60〜80代の受講者が多いDVD教材があり、83歳から始めた方もいらっしゃいます。

「この歳で始めるのは自分だけなんじゃ…」という心配は無用ですよ。

関連記事:60歳からサックスを始めるのは遅い?>>


【70代〜】サックスを一番「始めてよかった」と言う世代

「さすがに70代はちょっと…」と思った方、ちょっと待ってください。

サックスのDVD教材の受講者には80代の方もいて、83歳から始めた方までいらっしゃいます。70代はまだまだ「若手」です。

70代以上の方に共通しているのは、始めてからの充実感がとても大きいこと。

「毎日が退屈だったのに、サックスのおかげで朝起きるのが楽しみになった」

「家族に演奏を聴かせたら涙を流してくれた」

――そんな声が聞かれます。

70代で心配されるのは「指がうまく動くか」「楽器の重さに耐えられるか」ですが、座って演奏すれば身体の負担は最小限です。

指の動きも、最初はゆっくりで大丈夫。

DVD教材なら再生速度も自由ですし、1日10分の練習から始めれば十分です。

大事なのは「今日が、残りの人生でいちばん若い日」だということ。始めるなら、今が最善のタイミングです。

年代に関係なく共通するサックスの「失敗しない3ステップ」

年代に関係なく共通するサックスの「失敗しない3ステップ」

ここまで年代別にお話ししてきましたが、実はどの年代でも「始め方」の基本は同じです。

ステップ1:教材を決める

楽器より先に教材を決めるのがポイントです。

なぜなら、教材の内容によって「最初に揃えるべきもの」が変わるからです。

教室に通うのも一つの方法ですが、自分のペースで進めたい方にはDVD教材がおすすめ。

特にシニア向けに作られた教材なら、「楽譜が読めない」「楽器に触ったことがない」という状態から丁寧に導いてくれます。

レビュー記事 → 吉野ミユキ「初めてのアルトサックス講座」は60歳からでも本当に吹けるのか徹底調査!>>

ステップ2:楽器を選ぶ

初心者にはアルトサックスが圧倒的におすすめです。

サックスにはソプラノ・アルト・テナー・バリトンの4種類がありますが、アルトは大きさ・重さ・音域のバランスが最も良く、教材や楽譜も豊富。

メーカーのラインナップも充実しているので、自分の予算に合った一本が見つかりやすいです。

予算の目安は、入門モデルで約15万円。「高い」と感じるかもしれませんが、月謝制の教室に通えば月1〜2万円かかることを考えると、長い目で見ればDVD教材+楽器のほうが経済的です。

関連記事:サックスを独学で始めたい!何から始める?初心者のための5ステップ>>

ステップ3:必要なものを揃えて始める

楽器本体のほかに必要なものは、リード、お手入れセット、チューナーくらいです。

すべて合わせても数千円程度。

「何を買えばいいかわからない」という方のために、具体的な買い物リストをまとめた記事がありますので、そちらもぜひ参考にしてください。

関連記事:初心者が揃えるもの一覧 >>

まとめ:サックスを始めるのに「遅すぎる歳」はない

サックスを始めるのに「遅すぎる歳」はない

「サックスは何歳から始められますか?」という問いに対する答えは、「今のあなたの年齢がベスト」です。

40代なら、仕事の合間に始めて長く楽しめる。

50代なら、定年後の充実した毎日の準備になる。

60代なら、時間と経済力を活かして一気に上達できる。

70代以上でも、日々の生活に張りと喜びが生まれる。

どの年代にも共通して言えるのは、「始めなければ、いつまでも吹けない」ということです。

83歳で始めた方がいる。84歳の生徒さんがいる。その方々が「もっと早く始めればよかった」と言っているのです。

今日が、あなたの残りの人生でいちばん若い日です。

まずは「どんな教材があるのか」を知ることから始めてみませんか?

関連記事:サックスを独学で始めたい!5ステップ >>

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